【NFTってなに?】今から始める初心者にもわかる専門用語、簡単な解説

2023年3月20日

NFTって最近よく聞くな~、どういうものなんだろう。
やってみたいな……でもちょっと怖いな……そう思った方が非常に多いと思います。

あなたは今右も左もわからないNFTの大海に飛び出そうとしています。
いろんなサイトを見て、いろんな人に聞いたけど、何を言ってるのかわからない!!
そう思ったことでしょう。

そんなあなたに、NFTに関する用語を、どこよりも分かりやすくまとめました!
わからないことばかり、専門用語だらけの意味不明な状態で始めるのは楽しさも、注意するところもわからないので、怖く、そして勿体無いです。

わからないことが分かるように、これはこういうことだったのか!が分かる喜びをぜひ体験してください。
※どういうものかの解説より、さらに詳しい仕組みや内容を解説も載せている項目もあります

NFTの基礎となる仕組み、意味に関する用語

まずNFT自体よりも、元となっているものの仕組みを知ることで、他のことへの応用や、理解の速度がより速まると思います。
たまに聞くけどこういう事だったのか。と思っていただければ幸いです。

ブロックチェーン(Blockchain)技術

ビットコインをはじめとする仮想通貨(暗号通貨)の最大の武器であり専売特許の技術
サービス提供者がデータ保管、管理をするのではなく、サービス利用者全員でデータの分散管理をするため、安定性、セキュリティ面ともに高い水準の技術

ブロックチェーンの詳細

一般的に流通しているサービス、その中でも特にオンラインゲーム(ソーシャルゲーム)がわかりやすいですが、どれだけ強い武器やキャラを手に入れてもサービスが終了してしまうと、そのデータはサービス提供者側にあるので使用、閲覧が出来なくなってしまいます。
ですがブロックチェーンはユーザーみんなでデータをブロックチェーンのネットワーク上(仮想のネットワークなのでサーバーがあるわけではない)に分散して持つので、サービスが終了してもデータは残り続けます。
特にデータのやり取りの円滑さ、セキュリティの面が非常に強く、実は銀行システムの一部にも組み込まれている技術です。

銀行とブロックチェーンの違い

ブロックチェーン技術でもっとも有名なもので仮想通貨(暗号通貨)を思い浮かべる方が多いと思います。
通貨というからには管理しているところがあります。
通貨を管理するところと聞いて最初に思い浮かべるのは銀行ではないでしょうか。
銀行との大きな違いは、銀行は現金を持っていることを銀行しか証明出来ませんが、ブロックチェーンは取引(所持状況含む)を利用者全員が管理監視しています。
みんながすべてを分散して管理監視するということは、改ざんが出来ないシステムであるとも言えます(どこか一箇所でも変わったらシステム自体が変わってしまったり、そこ以外との整合性が取れなくなるのでなにもできない)
また、全員が管理監視しているということは障害にも強いということです。
銀行であれば銀行のサーバーがダウンしてしまうと取引や確認が出来なくなる。最悪データの消失も起きます。(どことは言いませんがみ○ほですね)
ですが、ブロックチェーンでは全員がそのデータを持っています。
極端な話(過去に利用した人も含め)全員が使わなくなる、もしくは誰かが全員のデータを同時に書き換えるという、もはや天地創生レベルのことが起きない限りは利用できなくなることもなく、改ざんも出来ない、利用者に寄り添った技術です。

イーサリアム(Ethereum)

ビットコインに次ぐ市場を持つ仮想通貨(暗号通貨)
NFTで利用、発行されるトークン(通貨)はイーサリアム(以下ETH)を元としているため、数ある仮想通貨の中でもETHが使われている。

スマートコントラクト

契約の自動化のこと(条件を満たせば契約や取引、または承認、認証が実行される)
イーサリアムのスマートコントラクトにはブロックチェーン技術が利用されているため「契約内容が改ざんされない」というメリットがある。
第三者を介さずに契約処理が自動化できるので、取引期間の短縮や人件費の削減などを実現している

ガス代(gas)

仮想通貨界隈でのガス代とは手数料(イーサリアム・ETHの手数料)のことです。
銀行で言うところの振込手数料がこれに該当します。

ガス代の詳細

ガス代は一律で何円と決まっているものではなく金額の上下があります。
仮想通貨の価値は為替のように常に変動しており、決済のタイミングによってかかってくる手数料が上下します。
基本的に1ETHの金額(価値)が高いほど、決済が混雑しているときほど手数料は高くなります。
決済が混雑しているときほど?という疑問をお持ちの方。当然だと思います。
これはガス代が、gweiという単位をもとに計算されているために起きる現象です。
1gwei=0.000000001ETHで計算されており、混雑状況によってこの必要なgweiが変動するために起きます。
ですが、それじゃないと駄目。というものではなくガス代は処理順序のオークションと考えるのがわかりやすいです。
高く設定すればそれだけ早く、低く設定すれば後回しに。
なお、後回しとは言っても十分早いので高く設定する必要は正直ないと思います。

ステーキング

特定の仮想通貨において一定期間以上、特定額以上を動かせない状態にして預けることで、一定の利率で仮想通貨を得ることができるシステム
(銀行の利息のようなもの)

Web3.0

「分散型インターネット」と称される次世代のインターネットのこと

特徴1:データ通信にサーバーを管理する仲介組織を介さず通信が可能
特定のサーバーを経由しなくても、ネットワークに繋がった端末同士で自由にデータ通信が可能

特徴2:セキュリティの向上
IDとパスワードの入力などの個人情報の登録が不必要になる
Web2.0では管理者がデータを一元管理しているのが一般的
サイバー攻撃の標的になると管理しているデータが一斉に流失してしまう恐れ

特徴3:世界中で同じURLでサービスが利用可能

これまでのインターネットではGAFAM (Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)と呼ばれる
巨大企業などが個人情報や利益を独占→ブロックチェーンをはじめとする技術を利用し、情報を分散管理することで巨大企業による独占からの脱却を目指そうとしている概念をWeb3.0と称してる。

NFTの仕組み、意味に関する用語

NFTの元となる仕組みや技術をわかった貴方なら、きっとすんなりと理解出来るかと思います。

NFT

非代替性トークンのこと
Non-Fungible Tokenの略称
NFTはブロックチェーン上に書き込みを行うため唯一無二のデジタルデータになる。
今までのデジタルデータはコピペで同一データを得ることが出来たが、ブロックチェーン上に記録することで、データのやり取りの記録(売買記録や現在の所有者)だけでなく、製作者のデータを埋め込むことが出来る(シリアルナンバーのようなもの)

フルオンチェーン

NFTを構成する要素(画像、メタ情報など)を全てブロックチェーン上に記録すること
ブロックチェーンが消滅しない限り、純度の高いNFTを作成することが可能

ジェネラティブNFT

あらかじめコンピューターに組み込まれたアルゴリズムによってランダムに生成されたNFT作品

DAO

投票によって組織の方向性を決めること。
Decentralized Autonomous Organization(分散型自律組織)の略称
投票結果の集計、実行をプログラムが担う(スマートコントラクト)ため、個人の意思や思想によるコントロールが起きる可能性が少ない

NFT取引、利用に関する用語

いざ利用開始。
とはいえ、取引や利用、所持にもいろんな専門用語が出てきます。
正直知らなくても大丈夫ですが、情報を集めるのに知っておくことはリスクを回避出来ることにも繋がります。

ホルダー

所有者のこと(Holdしてる人)
NFTを持っている人のことはNFTホルダーと呼ぶ

ギブアウェイ/エアドロップ

NFTを無料で他の方にプレゼントすること

ミント(Mint)

NFTを生成して作品のデータ情報をブロックチェーン上に記録する行為

フリーミント(Free Mint)

NFTを無料(手数料のガス代のみ)で新しく発行(Mint)すること

レイジーミント(Lazy Mint)

ガス代(手数料)が購入者持ちになる機能

クレーム(Claim)

請求の意味(報酬の請求をする際など)で使われる

リスト(List)

マーケットプレイス(販売サイト)などでNFTを「出品」や「販売」を開始する意味で使われる

アローリスト(AllowList/AL)/ホワイトリスト(WhiteList/WL)

先行販売予約リスト(優先販売権)のこと
NFT販売は「一般販売」と「先行販売」の2種類があり、先行販売はアローリスト/ホワイトリストに登録されている人のみ購入ができる
※アローリスト、ホワイトリストは名称が違うだけで同じ意味合い
ホワイトの表現を人種差別に配慮してAllow(許可)に変わった

メタマスク(Metamask)

各種仮想通貨、トークンの管理(送金、受取)をすることができる仮想通貨の財布(Webウォレット)
NFTの購入、確認にはMetaMaskへの登録、利用が必要

ラグプル(Rugpull)

プロジェクトを途中で放棄して、資金を持ち逃げすること

情報交換時によく聞く用語

掲示板やグループのやり取りでよく聞く用語。

ロイヤリティ(Royalties)

作品が二次販売された際、NFT作成者にも報酬が支払われること
(直接的販売時以外でも売買時に作者に報酬が支払われる)

リビール(Reveal)

購入した時点では同じ絵が表示されているNFTイラストがあるタイミングでそれぞれ個別の絵に変わること
(ソシャゲのガチャのようなもの)

AMA

なんでも聞いてくださいの意味(説明、質問会などで使用)
「Ask Me Anything」の略称

ATH

過去最高取引額の意味(NFTコレクションの取引額が過去最高値を記録した際に使用)
「All Time High」の略称

Discord(ディスコード)

チャット、音声通話のサービス
PC、スマホでアカウントの共有可能

ボット(Bot)

一定のタスクや処理を自動化するためのプログラム

メタバース

バーチャル空間で色んな人が集まれる場所